昼休み、校庭を見渡せる廊下に設置された望遠鏡とカメラに、給食を食べ終えた児童たちが集まってきた。目線の先には雄大な姿のコウノトリ。「あれ、ヒナの頭じゃない?」「2羽かな、3羽?」「ああ、写真を撮り損なった」
島根県雲南市の市立西小学校の校庭に設置された高さ約11・5メートルの人工巣塔で、コウノトリのげんきくん(7歳)とポンスニ(10歳)のペアが営巣し、子育てしている。ペアがこの場所で子育てするのは、4年連続。巣塔の周りには、コーンを置いて人が立ち入らないようにし、コウノトリが子育てしやすい環境を守っている。
西小学校では、巣塔を設置し…
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