自分もだまされたからこその勇気 高校生がコンビニでかけたひとこと

有料会員記事

杉浦達朗
[PR]

 自分と同じ思いはして欲しくない――。アルバイトを始めた時から特殊詐欺を警戒していた高校生の思いと勇気が、被害を未然に防いだ。

 「この年代の人が電子マネーを4万円も? 子どもに頼まれたのかな」

 10日午後。「セブン―イレブン高崎下室田町店」(群馬県高崎市)でアルバイトをしていた県立榛名高2年の出井政弘さん(16)は、違和感を覚えた。

 客の60代女性は4万円分の電子マネーカード購入を申し出た。しかも、すでに1万円札4枚が手に握られていて、ちょっと焦った様子にも見える。

 「詐欺じゃないか」。そう感じたが、いざ声をかけたら客が怒ってしまうかもしれない。

 でも、自分もネット取引で詐欺に遭ったことがある。その悔しさと悲しみは知っている。コンビニでアルバイトを始めた昨年から、特殊詐欺には気をつけようと考えていた。

 思い切って、声をかけた…

この記事は有料会員記事です。残り565文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら