敦賀・金ケ崎にオーベルジュ整備へ 2社と協定

佐藤常敬
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 2024年春の北陸新幹線敦賀開業を見据え、福井県敦賀市は、いずれも東京の前田建設工業と、リゾート施設運営のアクアイグニスの2社と市内の金ケ崎地区ににぎわい施設を整備する協定を結んだ。同地区に宿泊機能を備えた高級レストラン「オーベルジュ」を建設する計画だ。

 県が昨年5月、2社と新幹線開業を見据え、県内でのオーベルジュの開発協定を結んでおり、敦賀市の同地区での施設整備を目指すことが決まった。地区内の県有地約3万平方メートルの一部に、24年秋の開業を目指して整備を進める。協定は3月22日付。市が2社の取り組みに全面的に協力していく内容。22年度の新年度予算に同地区での計画作りに約1千万円の事業費を盛り込んだ。2社は三重県で同種の施設を整備、運営している実績がある。

 JR敦賀駅から北へ約2キロの金ケ崎地区は、「鉄道と港のまち 敦賀」を象徴する場所。明治後期から昭和初期には、欧州と日本を結ぶ欧亜国際連絡列車と連絡船との中継地だった。また、海の近くには、第2次大戦中に敦賀港に上陸したユダヤ難民らについての史実を伝える資料館「人道の港敦賀ムゼウム」のほか、観光施設「敦賀赤レンガ倉庫」もある。

 渕上隆信市長は3月22日の協定式で「敦賀が旅の目的地になるように、2社と協力して進めていきたい」と話した。(佐藤常敬)