患者と暮らし、運動、日々の風景… 水俣を撮り続けた9人の写真展

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今村建二
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 水俣病の患者とその暮らし、彼らの救済を求めた運動、そして水俣の日常の風景。これらを記録してきた9人の写真家の作品展が27日から、熊本市で始まる。数々の貴重な写真を保存・活用するためのプロジェクトに取り組む一般社団法人もまもなく発足する。

 「9人の写真家が見た水俣」に作品を寄せるのは、桑原史成さん(85)、塩田武史さん(故人)、宮本成美さん(74)、アイリーン・美緒子・スミスさん(71)、石川武志さん(72)、北岡秀郎さん(78)、小柴一良さん(74)、芥川仁さん(74)、田中史子さん(80)。1960年から撮影を始めた桑原さんを筆頭に、水俣と長く関わり続けた写真家たちだ。北岡さんは「被写体の患者さんや風景が同じでも、撮っている者の感情は違う。一堂にそろうことでその違いを感じてもらえるのでは」と話す。桑原さんは「写真をアーカイブとして残すという運動の盛り上がりにつながれば」と期待している。

 9人の記録は、フィルムだけ…

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