沖縄戦、少女はどう生き抜いたか ももちゃんの視点で描くひめゆり

有料会員記事

松本紗知
[PR]

 77年前の沖縄戦に動員された、ひめゆり学徒の少女の半生を描いたノンフィクションの児童書「ももちゃんのピアノ 沖縄戦・ひめゆり学徒の物語」が、5月9日にポプラ社から発売される。ふるさとが戦場に変わり、間近で人の命が奪われていった様子が、音楽が大好きな少女「ももちゃん」の視点でつづられる。

普通の少女の物語だからこそ

 紙に描いた鍵盤を机に載せてピアノの練習をするほど音楽が好きなももちゃんは、立派なグランドピアノに憧れて、ひめゆり学園に入学する。楽しい学校生活を送っていたが、戦争が激しくなると授業はほとんどなくなり、生徒たちには戦場で負傷した兵隊の看護にあたるよう命令が下る。

 ドキュメンタリー映像作家・映画監督の柴田昌平さん(58)が文を手がけた。柴田さんは2006年に、22人のひめゆり生存者の証言を記録した長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」を完成させ、この映画は07年度文化庁映画賞の文化記録映画大賞も受けている。映画にも登場する与那覇百子さん(94)が、今回の本の主人公だ。

 「僕自身ピアノが好きだった…

この記事は有料会員記事です。残り763文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら