「プロパガンダ」「わな」…国連総長のロシア訪問、最悪のケースは

有料会員記事ウクライナ情勢

ニューヨーク=藤原学思
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 国連のグテーレス事務総長が26日、ロシアのプーチン大統領と会談する。ウクライナへの侵攻をめぐり、国際社会の認識とかけ離れた主張を続けるプーチン氏との直接会談でどのような成果を得られるのか注目される。

 公になっている限り、両者の会談は、ロシアがウクライナに侵攻してからは初めて。国連事務総長国連憲章によって公平であることを義務づけられており、立場を生かして国際的な紛争の仲介役となることが重要な任務となっている。

 グテーレス氏は侵攻の直前まで「私はまだ、欧州での軍事行動は起きないと思っている」(2月18日、ミュンヘン安全保障会議)と語るなど、侵攻は起きないとの観測を持っていた。

 だが、ロシアがウクライナ東部の親ロシア派支配地域の「独立」を一方的に承認して以降、ロシアの国連憲章違反をくり返し非難。3月2日に国連総会が141カ国の賛成でロシア非難決議を採択した際には「事務総長として、この決議を支持することが私の義務だ」と述べ、敵対的行為を終わらせるよう、ロシアに迫った。

 ただ、グテーレス氏の呼びかけが真剣に受け止められてきたとは言えない。

 グテーレス氏が人道的停戦の…

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