男性コーチを暴行容疑で書類送検 秀岳館サッカー部のSNS動画問題
私立秀岳館高校(熊本県八代市)男子サッカー部内の暴行動画がSNSに投稿された問題で、熊本県警八代署が25日、男性コーチを暴行容疑で八代区検に書類送検していたことが、関係者への取材で分かった。
関係者によると、書類送検されたのはサッカー部コーチの30代男性。20日夕、サッカー部の寮内で3年生部員に暴行を加えた疑いがある。署は男性の認否を明らかにしていない。
動画は20日夕にSNSに投稿。署は同日夜に動画を入手し、21日から当事者とみられるコーチや部員らから事情を聴いていた。
学校も動画投稿から間もなくして、学校の対応などを問う電話を受けて事態を把握。20日夜にサッカー部関係者から話を聞くなどの調査を始めていた。学校は取材に対し、「職員が書類送検されたことを重く受け止めている。今後同じことが起きないよう、学校全体の指導体制を見直していきたい」とコメントした。
男性は20日夜から自宅謹慎しており、23日にサッカー部関係者に退職願を提出したが、学校は「刑事処分の結果や、ほかにも暴行が確認された場合などには、懲戒処分も検討しなければならない」として退職願を受理していない。今後、学校でも事実確認を進め、処分を検討していくという。
生徒向けには、25日に学年別の集会を開き、約1千人の全生徒に経緯を説明し、被害に遭ったり不安を覚えたりした生徒に謝罪した。
この問題を巡っては、SNS…
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