美祢市と慶大SFC研究所 地域支援で連携協定

大藤道矢
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 【山口】地域の活性化や人材育成につなげるため、美祢市慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC、神奈川県藤沢市)の慶大SFC研究所は25日、連携協力の協定を締結した。地元の子どもたちに対する公設塾「mineto」に慶応大生が参加するなど、教育活動や地域づくりを進めていく。

 昨年、公設塾の活動がSFC研究所の関係者の目にとまり、市職員に研究所員と面識のある人がいたこともあって、協力が実現した。25日にあった締結式では、昨年10月から美祢市に暮らしてアルバイトをしながら農作業や伝統行事に取り組んできた慶応大3年の三橋舞衣さん(21)が活動を報告。市は、公設塾での天体観測やイベント企画などを通じて、子どもたちの好奇心を引き出すことをめざしていることを紹介した。

 今後は、滞在する大学生が市内の中学校に出向いてワークショップをしたり、夏休みに慶応大生が一緒に参加する合宿を企画したりして、積極的に教育改革プロジェクトに関わっていくという。篠田洋司市長は「大学生の柔軟な発想とネットワークの力を借りて、市民に還元できるようにしたい」と期待を込めた。

 SFCの長谷部葉子・環境情報学部准教授は「美祢の暮らしや伝統文化の継承を学生と一緒に考えていく。受け入れ態勢や活動の方向性は共有できているので、地域振興のモデルになるような事業に挑戦できると思う」と話した。(大藤道矢)