どうして泣いてるの? パンダの目に涙、描き足した職員の思い
高田誠
遊具のパンダが涙を流している。そんな話を耳にしたため、東京都八王子市の観光施設「夕やけ小やけふれあいの里」に向かった。何がおきたのか。
アルパカやキリン、イノシシ、ネズミ。施設の入り口付近に、子どもがまたがって遊べる木製遊具が十数体並んでいる。そのひとつにパンダがある。
2年前、臨時職員で地元の工務店主、橋本治良さん(71)が体長40センチほどの子パンダをスギで手作りしたのが始まりだ。小さな子どもたちに人気だった。
ところが間もなく、姿を消し…