平和へ祈りを キーウから避難のバレエ教師、東京で30日に発表会

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釆沢嘉高
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 ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの首都キーウ(キエフ)から避難してきたバレエ教師、ヴェルラン・ユリーアさん(34)が30日、東京都武蔵野市で開かれるチャリティーバレエ発表会に出演する。平和への思いを込めた舞踊を披露する予定だ。

 ユリーアさんはキーウ出身の元バレリーナ。軍事攻撃が始まると、母親と暮らす自宅地下のシェルターに身を潜めた。自宅周囲は爆撃で破壊され、「恐怖感を抱いた。街が壊れ、傷つけられたような気持ちだった」。3月15日にキーウを離れ、友人や親戚のいるハンガリーなどで避難生活を送った。

 何度か来日し、交流のあった、武蔵野市内のバレエ教室を運営する岡本るみ子さん(67)に連絡。今月16日に来日し、同市内のホテルに身を寄せている。「多くの方々に感謝している。日本では安心感を抱いており、文化や言葉を学んで子どもたちにバレエを教えていきたい」。今後は都営住宅に入居予定だという。

 30日には障がい者との共生…

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