国立市はわたしの記憶の中で呼吸 市民オペラへ多和田葉子さんの思い

高田誠
[PR]

 30日、5月2、3日、東京都国立市のくにたち市民芸術小ホールで、市民らが出演する創作オペラ「あの町は今日もお祭り」が上演される。台本を書き下ろした同市出身の作家、多和田葉子さんが、ふるさとへの思いや創作の経緯を、朝日新聞記者に寄せた。

 多和田さんは、「小学校1年生から大学卒業まで、国立市でわたしは大人になりました。国立市を通してわたしは縄文時代江戸時代、昭和デモクラシーに触れた気がします。それをオペラにしてみたいと思って書いたのです」と説明。「ドイツに移住してこの5月でちょうど40年になりますが、今でも国立市はわたしの記憶の中で呼吸し続けています」と育った地への思いをつづった。

 多和田さんは1960年生まれで、現在はドイツ・ベルリン在住。「くにたちオペラ」の公演を楽しみにしていたが、コロナ禍のため帰国はむずかしいという。(高田誠)