年明けから国内で感染が拡大した新型コロナウイルスの「第6波」で、感染して1~3月に自宅で亡くなった人が、少なくとも555人にのぼることが27日、厚生労働省の調査でわかった。自宅でのみとりを希望したケースもあったが、自宅で倒れているところを家族が見つけたケースもあった。
自宅療養中が65%
都道府県を通じた自治体への調査で、厚労省が27日にコロナ対策を助言する専門家組織の会合で明らかにした。555人のうち65・8%は陽性判明後の自宅療養中に亡くなっていた。34・2%は亡くなった後に感染が確認され、死亡直前の症状は軽症・無症状が43・4%、中等症が7・0%、重症が2・2%、不明か死後の診断が47・4%だった。
年代は80代以上が55%、70代が24%、60代が10%、50代が5%と高齢者の割合が高かった。基礎疾患ありが64%、なしは25%、不明が11%だった。ワクチン接種歴は、2回の39%、3回の5%に対し、未接種が16%、1回が2%、不明は38%だった。
入院調整中のケースも
自治体からの報告によると…

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