130年前にも味覚・嗅覚異常 新型コロナが風邪になる日のヒント?

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竹野内崇宏、瀬川茂子
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 新型コロナウイルス近未来は予測できなくても、多くの人が将来的には期待していることがある。「いつか消えてなくなるか、普通の風邪コロナになってほしい」――。果たしてそんな日は来るのか、普通の風邪なら問題はないのだろうか。

 人類は130年前もコロナ禍を乗り越えた――。

 そんな研究が注目を集めている。「ロシア風邪」と呼ばれる世界的大流行(パンデミック)を、現在は風邪の原因となっているコロナウイルスの祖先が引き起こした、という仮説だ。

明治時代にも「新型コロナパンデミック」?

 計約100万人が死亡したとされる呼吸器感染症の流行は1889年にロシア内陸部から始まり、独や仏、英国に拡大。日本にも1890年ごろ到来した。歌舞伎の人気演目にあやかって病気の退散を願う「久松ハ不在」といった貼り紙が家々に貼られていたと、当時の東京朝日新聞は伝えている。

 「世界で初めてパンデミックという言葉が使われた感染症だったようです」。公衆衛生の歴史に詳しい逢見憲一・国立保健医療科学院主任研究官はそう話す。

 通説ではインフルエンザウイ…

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