後ろめたいイメージ、一新なるか 小池知事が「育休」の愛称を募集

東京インサイド

笠原真
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 東京都は28日、育児休業を取得しやすい社会に変えていこうと、「育休」に代わる新たな呼称を一般募集すると発表した。都によると、応募は誰でも可能で、「育休取得を奨励するメッセージをわかりやすく表現したネーミング」を期待しているという。

 小池百合子知事は同日の定例会見で、現在幅広く使われる「育休」という言葉は「『仕事を休む』という後ろめたさを醸し出す」として、取得のハードルになっていると指摘。取得を普及するには「宝物である子供を育む期間」という意識に変えていく必要があると提案し、「イメージを一新する愛称を募集したい」と述べた。

 5月30日までに専用フォームから応募する。元衆院議員で現在はテレビでコメンテーターなどを務める金子恵美さんや、タレントの杉浦太陽さんら選考委員9人が選定し、決定する。案が採用された人には感謝状や記念品を贈呈するという。(笠原真)

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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2022年4月30日23時19分 投稿
    【視点】

    ■愛称で問題は解決されるのか?ボキャブラ政治に警鐘を乱打する!  10年くらい前だろうか。テレビ番組で共演した、同世代の自民党議員から呼ばれ、議員会館で再会した。相談内容は「非正規雇用のイメージを変えたい。どういう呼び名が良いだろう?」と

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