「スキャンスナップ」のPFU、富士通がリコーに売却へ 雇用は維持
鷲田智憲 伊沢健司
グループの再編を進めていた富士通は28日、完全子会社のスキャナー大手PFU(石川県かほく市)をリコーに売却すると発表した。株式の8割を840億円で譲渡する。7月1日の予定で、PFUの従業員約4500人の雇用は維持されるという。
PFUは1960年創業で、主に個人向けのスキャナー「スキャンスナップ」で知られる。リコーは法人向け複合機に強みがあり、デジタル化に力を入れている。PFUの技術を生かして顧客の拡大をねらう。
富士通がこの日発表した20…