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「妻はサバイバー」から4年 酒依存で予想外の後遺症、そして今

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永田豊隆
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 摂食障害アルコール依存症を患う妻の闘病について、2018年、連載記事「妻はサバイバー」(全6回)にまとめた。それから4年。やっと妻は酒をやめたが、40代にして思わぬ後遺症を抱えた。でも、私の目には、これまででいちばん生き生きと暮らしているようにみえる。

 同じ苦しさを抱える人や家族の参考になればと願い、その後の経過を報告する。4月、連載を書籍化した「妻はサバイバー」(朝日新聞出版)を出版した。

 〈課題はアルコールだ。本人も休肝日を設けるなど努力している。しかし今も、路上で倒れるほど日本酒をあおってしまうことがある〉

 連載の最終回、私はそう書いた。その後、彼女の飲酒癖はさらに悪化した。

 酒量が増え、アルコール度数の高い酒を求めるようになった。朝、昼、夜の1日3回、紙パックの日本酒と缶酎ハイをコンビニで買い、その場で一気飲み。「休肝日」はいつの間にか消えた。「もう一生飲まない」と誓ったり、「ビールだけにする」と言ったりしたが、どの約束も半日ともたなかった。

 体への悪影響が深刻になった。19年4月、肝硬変と診断された。食道静脈瘤(りゅう)破裂による大量出血や肝臓がんに進行する恐れがあるという。内科医は厳しい表情で、「すぐに酒をやめなければ命取りになる」と告げた。

酒に依存する日々が続き、予想もしなかった症状が現れてきました。主治医が口にしたこととは。記事後半で紹介します。

 左足付け根が激しく痛むよう…

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