囲碁の女性棋士、世界相手に急上昇 中国の絶対エースに豪快ハンマー

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大出公二
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 日本の囲碁の女性棋士が、赤丸急上昇の勢いで強くなっている。男子の独壇場だった一般棋戦で存在感を見せつけ、女子世界戦でついに日本勢初の優勝を遂げた。ひとりの天才が突っ走るのではなく、複数のトップ棋士が競り合い、上げている。流れは止まりそうにない。

 4月、日中韓台のトップ棋士によるトーナメント「第4回SENKO CUP」で上野愛咲美女流棋聖が優勝した。スポンサーは日本企業、出場選手は8人中5人が日本選手の“日本仕様”の棋戦だが、戦前に日本選手の優勝を期待すれど本命視した人はほとんどいなかっただろう。

 中国と韓国は、世界ツートップの絶対エースを送り込んでいた。大会3連覇中の中国・於之瑩(おしえい)七段と、世界最強とされる韓国・崔精(チェジョン)九段。過去3大会、ふたりは決勝で2回、準決勝で1回当たり、ライバル対決を制した於が優勝を重ねてきた。今回もふたりの決戦になると見る向きが大方だったが、違った。いずれも1回戦で日本勢にやられた。

躍進する女性棋士

中韓に押されていた日本の囲碁界。逆襲の「のろし」はあがったのか。囲碁担当の大出公二記者が関係者への取材をもとに読み解きます。

 於を破ったのは上野。大舞台…

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