3年ぶりに山道32キロの伝統遠足 300人挑む

福田純也
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 吉野郡4町村の山あいの道32キロを8時間前後で歩き通す奈良県立大淀・奈良南高校(大淀町)の「第37回大高(だいこう)遠足・第1回南高(なんこう)遠足」が28日あった。コロナ下で2年続けて中止され、3年ぶり。夜来の雨が上がって青空が広がり、約300人が新緑を満喫し、爽快な汗を流した。

 大淀高1、2年生の伝統行事だったが、同高は2020年に吉野高と統合され、奈良南高に移行する途上にある。最後の大淀高生として学ぶ3年生は、2度の中止で体験できず、今回奈良南の1、2年生と一緒に68人が初参加し、「大高遠足」の最後を飾った。

 生徒たちは午前8時半に吉野町の近鉄吉野駅を出発。吉野山を経て黒滝村、下市町へと抜け、高校をめざした。黒滝村鳥住の地蔵峠近くで、3年の北野瑞稀(みずき)さん(17)は「思った以上にきついけど、みんなでやりきる感がある。めっちゃ、いい思い出になりそう」と笑みを見せた。(福田純也)