「村八分で水止められた」認めず 損害賠償請求を棄却 大分地裁

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奥正光
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 生活用水に使うため池の水を使えなくされるなどの「村八分」によって転居を強いられたとして、大分県内の男性(76)ら家族3人が、ため池を管理する県中部の土地改良区と集落住民2人に計約2900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、大分地裁であった。府内覚裁判長(行川雄一郎裁判長代読)は「地区から追い出す目的で意図的に池の水位を異常に低下させたとの事実を認定または推認することはできない」とし、請求を棄却した。

 訴状によると、男性は2008年2月、集落に新居を建てて大分市から転居。障がいがある長男をグループホームから引き取り、家族3人で暮らし始めた。男性は次第に集落から信頼を得て、会計を任されていた16年、会計の疑問点を集会で指摘。集落の運営から離脱すると表明した後から、住民らが原告らにごみ集積場を使わせず、無視するなど村八分の状態にし、トイレや入浴に使う池からの通水が止められたり、池の水を抜かれたりして転居を余儀なくされたと主張した。

 判決は、ため池の水について…

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