大型連休、緊張する観光船 霧、風速、水位…「何より安全対策を」

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屋代良樹
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 春の大型連休が始まった。観光船を運航する各地の業者は、コロナ禍で落ち込んだ客足の回復に期待を寄せる一方、北海道の知床半島沖で起きた事故に「よそ事ではない」と気を引き締める。国土交通省による緊急の安全点検も進む。

 豪快な渦潮で知られる徳島県鳴門市兵庫県淡路島の間の鳴門海峡。

 鳴門市の漁港から渦潮観光に向かう観潮船(旅客定員86人)を運航している「うずしお汽船」では、出航前に必ずエンジンや操舵(そうだ)設備の状態、救命胴衣の数、着用方法を説明した掲示に不備がないかなど16項目にわたる安全点検を実施している。

 気象条件にも気を配る。悪天候で波の高さが1メートルに達したり、春に多い濃霧で視界が500メートル以下になったりした場合は出航を取りやめる。「今日はいけると思っても、急に霧が流れてくることもある。決して油断できない」と同社取締役の吉田元保(もとやす)さん(71)。4月27日も午前中に濃霧注意報が出たため、午前11時までの便を欠航した。

天気良くても…

 知床の事故を受け、船員たち…

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