京都・大阪府境で続く不思議な地震 背景に名湯と似た仕組み?
吉備彩日、竹野内崇宏
京都から大阪府境を震源とする地震が3月末から続く。目立った被害は報告されていないが、SNSでは心配する声が上がる。不思議な地震の背景に、名湯が湧く理由と似た、この地域特有のメカニズムを指摘する専門家もいる。
「大阪また揺れたな~」
「最近京都地震多いので大きいの来ないか心配です(涙)」
4月25日昼、京都府亀岡市付近を震源とする最大震度3の地震が発生し、ツイッターには心配する投稿が相次いだ。大阪市内でも震度2の揺れがあり、朝日新聞大阪本社のビルでも、ズンと大きな震動を感じた。
大阪管区気象台によると、この震源近くでは3月31日に震度4の地震が起きたのを皮切りに、4月25日の地震までに震度1以上が計7回発生。マグニチュード(M)は3月末の地震が最大で、4・4だった。
担当者によると、周辺は5年に1度ほどM4規模の地震が起きることが知られており、「特段珍しい状況ではない」と説明する。
一方で、この地域は「地震が面状に起きており、全国的にも珍しい特徴がある」と話すのは、京大防災研究所地震予知研究センターの飯尾能久教授だ。
内陸の地震の要因として知ら…
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