アフガニスタンのモスクでまた爆発、死者10人と発表 50人報道も

アフガニスタン情勢

ニューデリー=石原孝
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 イスラム主義勢力タリバンが昨年8月に実権を握ったアフガニスタンの首都カブール西部のモスク(礼拝所)で29日、爆発があった。当時は金曜礼拝で混み合っていたといい、タリバン側は10人が死亡、20人が負傷したと説明している。

 一方、ロイター通信はモスクの関係者の話として、少なくとも50人が死亡した恐れがあると報じた。爆発は29日午後に発生し、何者かが爆発物を持ち込んだ可能性があるという。爆発の後にモスクの屋根が崩落したとも報じられている。

 現地はイスラム教のラマダン(断食月)の期間中で、宗教心の高まりなどからイスラム過激派の攻撃やテロが増える傾向がある。国内には過激派組織「イスラム国(IS)」などの武装勢力が拠点を設けており、今月に入って北部を中心にたびたび爆発が起き、死傷者が出ていた。

 地元メディアによると、北部マザリシャリフでは21日、イスラム教シーア派のモスクなどを狙った爆発で約30人が死亡し、ISが犯行声明を出した。北部クンドゥズでも翌日、モスクなどを狙った爆発が起き、学生ら少なくとも33人が死亡した。(ニューデリー=石原孝