重すぎるランドセル、立ち上がった母親たち 新作の行き着いた先は?

有料会員記事

中井なつみ
[PR]

 来年度に小学校入学を控える子どもたちをターゲットにしたランドセル商戦「ラン活」が早くも盛り上がりを見せています。色やデザインの多様化のみならず、近年では更なる軽量化を目指し、ママ目線で開発された脱革製のランドセルにも人気が集まっています。

ランドセル、当たり前?

 「すごい軽いね!」「大きく開くから、使いやすそう」。4月、東京都内の商業施設で開かれたあるランドセルの展示会。オープン直後から多くの親子連れが訪れ、驚きの声が上がった。

 紹介されていたのは、昨年発売された「NuLAND」(ニューランド)。発売以来、インスタグラムなどSNSで話題になっている。形状はこれまでのランドセルと同様、背中に背負うスタイル。だが、従来型と大きく違うのはその素材だ。リサイクル素材から作ったポリエステル生地を使用しており、本体は900グラム台。かぶせの部分は取り外せ、卒業後でも使いやすい。かぶせを取ると750グラム。一般的な革製、人工皮革製のランドセルは、1キロ以上のものがほとんどのため、手に持つと軽さが際立つ。

 すでにランドセルを持っている子が「セカンドランドセル」として購入したり、Lサイズを中学生が塾通いに使いたいと購入したりするケースもあるという。

 開発したのは、小学3年生の長男を育てる、岡本直子さん。長男には革製のランドセルを用意したものの、荷物が重く、夏場に背中が蒸れて熱中症になりかけたり、ゲリラ豪雨でせっかくの革がぬれてしまったり……。「息子の心配もそうですが、私自身が『せっかくのランドセルが……』とハラハラさせられる経験があったのです」

 そのとき感じたのが、「なん…

この記事は有料会員記事です。残り1552文字有料会員になると続きをお読みいただけます。