子どもたちが酒米の田植えに挑戦 三重

森嶋俊晴
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 三重県伊賀市島ケ原で30日、地元の子どもたちが酒米の田植えに挑戦した。収穫した米で日本酒をつくり、地元の特産品として売り出す予定だ。

 小学生や保育園児、保護者ら約20人が集まり、県産の酒造好適米「神の穂」の苗を、約1時間かけて約4アールの水田に植えた。裸足で水田に入った子どもたちは、泥に足をとられて転びそうになりながら、約20センチ間隔で苗を植えていった。

 市立島ケ原小3年の松田彩来(さら)さん(8)は「一列にまっすぐ植えるのが難しかったけれど、初めて田植えができて楽しかった」と笑顔を見せた。

 地元で育てた酒米で地酒をつくる取り組みは2年目だ。昨年は50アールで栽培した約2トンの酒米を大田酒造(伊賀市上之庄)が醸造し「純米大吟醸しまがはら『元頭(えとー)』」として今年1月に発売した。ふるさと納税の返礼品になり、製造した720ミリリットル入り(税込み1980円)2千本のうち約1600本がすでに売れた。今年は酒米の栽培面積を60アールに広げる。

 島ケ原地域まちづくり協議会産業生活部会長の岩佐絹枝さんは「すっきりして飲みやすいお酒ができた。田植え体験で子どもたちにも地元の特産品づくりを身近に感じてもらえれば」と話した。(森嶋俊晴)