ピタゴラスイッチ、装置づくりの哲学 「世の中って、予想と違う」

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田渕紫織
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 20周年を迎えたNHK・Eテレの「ピタゴラスイッチ」。手作りのからくり装置に球を転がしてゴールをめざす「ピタゴラ装置」などが人気を集めています。斬新な仕掛けは、どんな考え方から、どうやって作られているのでしょうか。

 制作ユニット「ユーフラテス」のメンバーで、学生時代から制作に携わる山本晃士ロバートさん、佐藤匡さん、貝塚智子さんに舞台裏や苦労話を聞きに行くと、話は「世の中の見方」にまでふくらみました。

ピタゴラ装置の作り方を聞いた

 ――これまでに作った「ピタゴラ装置」はどれぐらいですか?

 山本 250ぐらいです。最初はみんなで途方に暮れながら作っていました。

「数テイクでOKだとつまらない」「『わかった!』という瞬間の気持ちよさをコピーしたい」…… 作り方とともに、制作者たちの独自な考え方に迫ったロングインタビューです

 ――どうやって作っているんでしょう。

 山本 二つのパターンがあり…

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