第82回「生活に余裕ない人が…」ロシア軍迫る都市の今 残る市職員の訴え

有料会員記事ウクライナ情勢

リビウ=疋田多揚
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 ロシア軍が攻撃を強めるウクライナ東部で、電気やガスなどが止まり始め、残された市民の暮らしが脅かされている。ドネツク州の中堅都市クラマトルスクの市職員アントン・マリウスキさん(40)は5月29日、朝日新聞のオンライン取材に、「退避の手段や退避先を持たない市民が残され、物価高が追い打ちをかけている」と訴えた。

 マリウスキさんは取材の冒頭、「電気が半時間前から止まっている。携帯電話の充電が途中で切れるかもしれない」と告げた。

 クラマトルスク市は、ロシア軍が制圧を目指すルハンスク州セベロドネツクから南西に約70キロ。4月には鉄道駅がミサイル攻撃を受け、50人以上の市民が死亡した。住宅地や軍関連施設への爆撃が続き、これまで民間人だけで100人以上が亡くなったという。

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