最低賃金1500円の実現を 北海道と東北の労組が街頭PR

日浦統
[PR]

 北海道労働組合総連合(道労連)は31日、最低賃金の全国一律1500円の実現を目指す街頭活動を、札幌市内で行った。長引くコロナ禍で、最低賃金を決める審議会での企業側の対応が硬直化していると主張。東北6県の労組でつくる全労連東北地方協議会とも協力し、各界に要請を重ねる方針だ。

 北海道の最低賃金は889円で、最も高い東京より152円低い。道労連は「賃金の地域間格差で、若い労働力が都市部へ流出している」と指摘。全国一律で1500円にすることは「地域経済を守るための経済対策だ」と訴えた。

 道労連が2016年に札幌市内で単身の若者が暮らすのに必要な生計費を試算したところ、月22万円(税込み)、時給1500円(月150時間労働)との結果が出たという。最低賃金近辺の労働者は女性やエッセンシャルワーカーも多い。昨年の総選挙では、立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の野党4党が最低賃金1500円を公約に盛り込んだ。(日浦統)