ウクライナ侵攻がカニ輸入に影響? ロシアでささやかれるカニ漁停止

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大野正美
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 ロシアのウクライナ侵攻が、「カニ」に影響を及ぼす可能性が出ている。米国がロシアへの経済制裁の一環で、6月下旬からロシア産のカニの輸入を禁止する。ロシアにとって米国はカニの一大輸出先だが、禁輸になる米国の代わりの輸出先を見つけるのは難しい。ロシアではカニ漁を一時的に停止する可能性も浮上しており、カニを多く輸入する日本にも影響が出るかもしれない。

 ロシア有力紙・コメルサントの報道によると、米国はロシア産カニ類の禁輸措置を3月に決め、6月23日に発動されるという。

 同紙によると、昨年のロシアでのカニ類の総漁獲量は9万6千トン。うちベーリング海やオホーツク海などロシア北東部海域で捕れたカニは、日本や中国、韓国などアジアのほか、日本や韓国経由で米国に輸出されてきた。白海、バレンツ海などロシア北西部海域産のカニも米国やEU(欧州連合)に輸出されてきた。ロシア産カニ類の輸出先で、米国とEU向けは、全体の48%を占めるという。

 米国向けのカニは輸送距離が長いため、塩水で冷凍して輸出されてきた。一方、アジア市場向けは距離が短いため、活(い)き、塩漬けなどによる「活ガニ」の形で輸出されている。

 米国向けが禁輸になった場合…

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