第7回にぎわいと怒り、そして戦争の影 少女追った沖縄の街で気づいたこと

有料会員記事沖縄・本土復帰50年

真野啓太
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 沖縄が日本に復帰する前の1972年5月、朝日新聞社の写真記者が撮影した1枚の写真がある。異国のような通りを歩く、4人の子どもたちを写したものだ。彼女たちに会ってみたいと思い、記者(31)は写真が撮影された沖縄本島中部のコザ(現・沖縄市)を訪ねた。

沖縄1972ー写真でたどる日本復帰50年ー

1972年5月15日、戦後の米国統治を経て、沖縄が日本に復帰しました。激しい変化にもまれる人々の姿を朝日新聞のカメラが収めていました。半世紀がたった今、あなたはどこにいて、何を思うのでしょう。

 コザには復帰後の沖縄県で初めてできた大きなアーケード街がある。

 昔ながらの衣料品店や市場のほか、ダンススクールや若い世代が経営しているであろうカフェもある。

 ここでまずは、写真の4人と同世代の、現在60歳前後の人をさがすことにした。同級生やすぐ近い学年の人ならば、写真を見ただけで彼女らが誰か、わかるのではないかと期待した。

 何人かに聞いたところ、化粧品店の女性が同年代だろうという話を聞いた。店を訪ねると、お客さんがいなかったこともあり、店主の崎浜澄子さん(64)は気さくに話をしてくれた。

 「今考えたらびっくりだよね。こんな所を通って通学していたなんて……」

 崎浜さんは写真を見て、そう…

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