「野手に勝たせてもらっている」 ふてくされた山本由伸を変えた日

有料会員記事オリックス・バファローズ

編集委員・稲崎航一
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 一流の投手は、何があっても平然としているものだ。

 味方の失策があろうと、不運な判定があろうと。感情さえもコントロールしているように見える。

 それに当てはまるのがプロ野球、オリックス・バファローズ山本由伸だ。

 そんな球界のエースにも、もちろん未成熟な時代があった。

 いかにして今の姿に近づいたのか。

 高校時代、一つのきっかけになる試合があった。

高1秋、九州大会目前で

 岡山県備前市出身の山本は、遠く離れた宮崎・都城高へ進んだ。中学時代に所属した東岡山ボーイズの1年先輩が同校に進んでいた。そんな縁もあり、森松賢容(よしひろ)監督が練習中の山本を見て、一目ぼれしたという。

 入学当初は内野手だったが、キャッチボールを見た森松監督が「こんなにきれいな球を投げるんだ」と球筋にほれ込み、投手の練習もするようになった。

 1年夏は三塁手として試合に出て、新チームから投手専任に。

 その秋の1試合が、山本を変えた。

 九州大会進出をかけた宮崎県

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    稲崎航一
    (朝日新聞編集委員=スポーツ、野球)
    2022年5月2日18時47分 投稿
    【視点】

    謙虚で礼儀正しく、誰からも好かれる山本由伸投手に、そんな「事件」があったとは。 ぜひ話をうかがいたいと思って、恩師の森松監督に連絡を取りました。 記事に関連して。 遠く離れた岡山から宮崎へやってきた山本投手について、森松さんが覚え