林外相訪問も中ロ近隣3カ国と温度差 「自立の努力下支え」

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野平悠一
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 林芳正外相は4月28日~5月2日の日程で、中央アジアカザフスタンウズベキスタン、東アジアのモンゴルを訪問し、各国の外相らとの会談で、ロシアによるウクライナ侵攻に国際社会が結束して対応するよう呼びかけた。ただ、3カ国はいずれもロシアと深いつながりを維持しており、温度差も浮き彫りになった。

 林氏は訪問先で、ウクライナ侵攻について「明白な国際法違反で国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態だ」と強調、「国際社会が足並みそろえて対処していく必要がある」と訴えた。

 これに対する返答は、「国連憲章の基本原則に依拠して行動し、問題の平和的解決に向けて外交的努力を払う用意がある」(カザフスタン副首相兼外相)、「すべての紛争は国際法に従って平和的に解決されるべき」(ウズベキスタン副首相兼投資・対外貿易相)、「即時停戦し、緊迫状況を緩和することが重要だ」(モンゴル外相)だった。モンゴル側の発表にはウクライナ侵攻への言及はなく、ロシアを刺激するのを避ける狙いもあったとみられる。

 日本外務省にとって、こうした温度差は想定していた。3カ国ともロシアに隣接するなど地理的な近さに加え、歴史的、経済的なつながりも深いからだ。

 カザフスタンとウズベキスタ…

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