マリウポリ市民の避難を国連も発表 ロシア軍の砲撃再開で予断許さず

有料会員記事ウクライナ情勢

ブリュッセル=青田秀樹
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 ロシア軍に包囲されたウクライナ南東部マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」からの市民の避難が始まった。国連と赤十字国際委員会(ICRC)が5月1日、発表した。戦闘が一時的に収まり、100人超が避難した模様だ。ただ、ロシア軍が砲撃を再開したとも伝えられており、救出が順調に続くかどうかは予断を許さない。

 アゾフスターリは、ウクライナ軍の抵抗の拠点となっており、地下に市民1千人が身を隠し、負傷兵も500人を数えるという。また、マリウポリ市内には、電気や水道が寸断され食料も底を突く中で約10万人が取り残されているとされる。

 国連の人道問題調整事務所(OCHA)やICRCによると、バスや救急車の車列が4月30日、230キロ離れた中南部ザポリージャからマリウポリに入り、避難作戦が始まった。まず女性や子ども、お年寄りらにザポリージャに逃れてもらい、精神的なケアも含めた人道支援が受けられるようにするという。

 製鉄所内で抗戦を続けるウク…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年5月2日9時56分 投稿
    【視点】

    ウクライナ側とロシア側の発表に国連の発表が加わり、マリウポリの製鉄所からの市民の避難が始まったことがほぼ確認されました。私自身はグテーレス国連事務総長とプーチン大統領の合意が実現するかどうか極めて懐疑的に見ていただけに、ほっとさせられました