マリウポリ製鉄所からの市民救出、国連と赤十字の協力で実現

有料会員記事ウクライナ情勢

ニューヨーク=藤原学思
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 ロシア軍に包囲され、多数の市民が劣悪な環境で取り残されていたウクライナ南東部マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」から、一部の市民が救出された。

 「市民を避難させるために、安全な通路を確保する作業を実施中だ」

 ウクライナにいる国連人道問題調整事務所(OCHA)の報道官がそんな声明を出したのは、1日の夜になってからのことだった。

 声明によると、今回の動きは4月29日に始まった。国連と赤十字国際委員会(ICRC)がザポリージャから東南に230キロ移動し、30日午前にアゾフスターリに到着。1日から実際の避難を開始させた。

 国連のグテーレス事務総長は26日にロシアのプーチン大統領と会談。そこで、アゾフスターリから市民を避難させる際に国連とICRCが関与することで「原則同意」を取り付けた。

 今回の救出はこれを受けてのものとみられ、声明でも「国連とICRC、紛争当事者が協力して活動している」と記された。

目指すはマリウポリ市全域からの避難

 ただ、救出の詳細については…

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