「生物多様性は権利」 ユース世代が感じた各国の熱量と日本への疑問

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聞き手・矢田文
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 国連の生物多様性条約は、目的の一つに資源の持続可能な利用を掲げる。次の時代を担っていくユース世代は何を思うのか。生物多様性保全のために活動する一般社団法人「Change Our Next Decade(COND)」代表の矢動丸琴子さん(28)に話を聞いた。

 ――生物多様性を保全するために活動をされています。きっかけは

 大学は環境園芸専攻で、実を言うと、もともとは自然や生物多様性にあまり興味のない人間でした。きっかけは博士課程に進むときに、国際自然保護連合日本委員会(IUCN―J)のアルバイトを始めたことでした。機会をいただき、2018年7月にカナダで、生物多様性条約締約国会議(COP)に向けて開かれる第22回生物多様性条約科学技術助言機関会合(SBSTTA:サブスタ)に行きました。

 当時は、よくわからないまま…

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