映像報道部記者が見た戦禍 5月28日にウクライナ緊急報告会

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 首都キーウ(キエフ)中心部から車で15分ほどの所にあるロシア軍の攻撃を受けた高層マンション。住民のコンスタンチン・リシュクさんに21階の自室を案内され、ドアを開けた。瞬間、強い風が吹き込んできた。

 壁は吹き飛び、部屋からは街が一望できる状態だった。下をのぞくと風にあおられ足がすくんだ。

 ベッドに腰掛けるリシュクさんにカメラを向けると、レンズ越しに目が合った。何ともやるせない表情にドキッとした。平穏な日常が突然、消し飛ばされた不条理をその表情から垣間見た気がした。

 その顔を見たとき、この国に住む人たちのポートレート(肖像写真)を撮影していこうと決めた。

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 4月初旬にウクライナ入りし、その戦禍を写真と映像に収めてきた竹花徹朗・映像報道部員の現地報告会を5月28日に開催します。申し込みは募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11007766別ウインドウで開きます)から。

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 ほぼ全ての建物が破壊された村で涙を流す高齢女性、兄弟を殺害された若者、ロシア軍に押し込められてカビ臭い地下室に75人で住んでいた男性、遺体の腐敗臭がたちこめる教会で働く女性――。約1カ月間で、50人以上の人たちがポートレートの撮影に応じてくれた。

 多くの人はそれまで笑顔も交…

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