古物商の男性らを窃盗容疑で誤認逮捕 北海道警が発表

平岡春人
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 北海道警余市署が4月、住民からの通報を受けて窃盗の容疑者と判断した男性2人を、現行犯で誤認逮捕していたことがわかった。道警が2日発表した。脚立2台を盗んだという容疑だったが、実際はもらいものだった。

 道警刑事企画課によると、誤認逮捕されたのは古物商の男性(48)=大阪市東住吉区=と自営業の男性(41)=小樽市

 4月28日午前9時40分ごろ、余市町内で屋外作業中の70代男性が「2人が自分の物置近くの鉄くずをトラックに積んでいる」と110番通報。余市署員5人が現場に駆けつけると、古物商らのトラックの荷台に脚立2台などがあった。

 古物商らは「近くに住む人からもらった」と説明したが、通報した男性は「近くには誰も住んでいない」と主張。署員は逃走の恐れがあるとして現行犯逮捕した。

 その後、近くに住んでいる人が見つかり、「(古物商らに)頼まれて、脚立やホイル、水道管をあげた」と証言した。通報した男性に改めて事情を聴くと、「トラックが自分の物置近くで止まっているのは見たが、2人が脚立を運んでいるのは見なかったかもしれない」と説明を変えたという。

 署は同日午後、古物商らを釈放した。葛西浩司・刑事企画課長は「2人に心よりおわび申し上げる。再発防止に努める」との談話を出した。(平岡春人)