はりまや橋×魚の棚 高知の老舗商店街、街PRへ初めて共同イベント

羽賀和紀
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 高知市中心部で江戸時代から続く「魚の棚商店街」と、日本で最古の木製アーケードを擁する「はりまや橋商店街」。歴史ある二つの商店街が、客足に陰りの見える中心市街地を活気づけようと、ゴールデンウィークの3、4日、初めて共同のイベントを開く。

 はりまや橋から東へ120メートルに約40店が軒を並べる「はりまや橋商店街」。20年ほど前から和装店を営む桑名真紀さん(80)は「あまりにも商店街が疲弊しすぎて、新しいことで元気づけないといけないと思った」。

 JR高知駅から南に延びる通りを境に、東側では地盤沈下が続く。2002年に百貨店「高知西武」が閉店、05年には土佐電鉄のバスターミナルも閉鎖し人の往来が減った。一方、西側は、ひろめ市場や高知城歴史博物館を目指す観光客でにぎわい、3月には高知大丸が新装開店した。

 「西高東低」の状況を見かねたのが、高知県中小企業団体中央会で商店街支援を担当する山本雄司さん(57)だ。「人を呼び寄せる『核』がない東部地域を盛り上げるためにはイベントが効果的だ」

 そこで目を付けたのが隣接する魚の棚商店街だった。総菜店や魚屋など食材中心だった「魚の棚商店街」には近年、ゲストハウスやタトゥースタジオなど新しい業態の店が出店し、若い人の姿が増えた。昨年は商店街協同組合を設立するなど新しい取り組みに意欲を見せていた。初代理事長に就いた、細川洋伸さん(49)は「周囲の商店街と連携しやすくなった。街の魅力をどんどん発信していきたい」と話す。

 3、4日の両商店街が協力して実施する「中種横丁マーケット」は、約20店が参加し、アンティーク雑貨などを販売する蚤(のみ)の市があり、軽食も振る舞われる。問い合わせは、桑名さんが経営する「めろでぃー」(088・861・1073)。(羽賀和紀)