本気でユーチューブやってみた Bリーグ・サンダース、集客に奏功

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浜田奈美
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 【神奈川】プロバスケットボールB1の「川崎ブレイブサンダース」の公式ユーチューブが登録者数10万人を突破し、ユーチューブの「銀の盾」を獲得した。Bリーグのクラブ公式チャンネルとして初めて。PR効果は試合会場への集客にもつながっており、選手たちも「この勢いでリーグ優勝も」と沸いている。

 ユーチューブには、登録者数に応じて異なる盾を贈る「クリエーターアワード」がある。10万人突破は銀、100万人は金、1千万人はダイヤモンドの盾が贈られる。今年2月、ブレイブサンダースの公式ユーチューブチャンネルの登録者数が10万人を突破。4月に「銀の盾」がチームに届き、篠山竜青選手と藤井祐真選手が動画で「リーグ優勝のトロフィーと並べたい」と喜びを語った。

 ブレイブサンダースが公式チャンネルを開設したのは、Bリーグ最初のシーズンとなった2016年9月で、当初は試合のハイライトを配信していた。しかし18年7月にチームを引き継いだDeNAは、デジタル企画を新規ファン開拓のための重要コンテンツと位置づけ、ユーチューブ製作にも19年夏から「本気」(広報)で取り組み始めた。

 同社で人気ゲームの製作などを手がけた事業戦略マーケティング部の藤掛直人さん(31)が中心となり、エンターテインメント性の高い企画を考案した。藤掛さんは「ファン以外も楽しめるように、『○○をやってみた』などユーチューブ上で受け入れられるエンタメ要素の強い企画を提案した」という。

 人気ユーチューバーのはじめしゃちょーと共演したり、椅子取りゲームやじゃんけんゲームに選手自身が挑戦したりして、月2本程度の新作をコンスタントに配信した。すると当初の4千人から登録者が急増し、約2年半で25倍となった。

 これまでに配信した計約100本の企画のうち、再生回数が最も多かったのは19年12月に配信した「プロバスケ選手はどれくらい後ろからシュートが決まるのか検証した結果」の約177万回(2月現在)。主要選手たちがゴールから離れながらシュートを狙うシンプルな企画だが、選手たちが繰り出す驚異的な技と、少年のように一喜一憂する様子が人気を集め、再生回数が飛躍的に伸びた。

 ユーチューブの効果は多方面に表れた。試合会場を初めて訪れた観客にチケット購入前に見た「媒体」を尋ねたアンケート(複数回答可)ではユーチューブが53%で、駅の広告(23・8%)やチラシ(15・5%)などを引き離し、1位だった。

 かつては「客席を見て1人、2人と数えられる日もあった」(広報)が、DeNAがチームを承継後、満席、または満席に近い状態が安定するように。そして以前はリーグで7位だった平均入場者数も、年々順位をあげ、3年目となる20年~21年シーズンで1位を獲得した。他チームはコロナ禍の影響で落ち込んでいる20代の割合も伸びている。

 これまで会場内の掲示などに…

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