自動販売機で「ふるさと納税」 那須町の道の駅

小野智美
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 【栃木】那須町の道の駅那須高原友愛の森」に、観光客でもその場で「ふるさと納税」ができ、返礼品が受け取れる自動販売機がある。昨年12月に町が設置し、今年4月からは町内の那須温泉旅館協同組合加盟の25施設で使える「宿泊利用券」も返礼品に加わった。券は寄付した当日から利用でき、1年間有効。

 自販機では、名前や住所を自分で打ち込むか運転免許証から情報を読み込み、寄付額と返礼品がセットで並ぶ画面から、希望するものを選ぶ。出てきた引換券を窓口で渡すと、その場で返礼品を受け取れる。

 3月末までは、道の駅で利用できるクーポン券、焼き菓子「トラピストガレット」、生ビール缶の3種類を返礼品として用意し、計37万円が寄付された。

 4月に、以前から人気返礼品だった宿泊利用券が加わったことで、町はさらに寄付が増えることを期待。また、今年中に自販機をあと2カ所に置くという。町企画財政課の鬼沢努課長は「地域経済が活性化し町へ来る人が増え、町が潤う一助にしたい」と話す。

 2008年度の制度開始以降、町へのふるさと納税の寄付額は増加傾向で、昨年度は4億2289万円で過去最高を記録した。経費などを差し引くと約半分になるが、町民税の1割強に相当する規模だ。(小野智美)