「顔が赤い」「息が荒い」は外すサイン 暑い日の子どもマスクに注意

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中井なつみ
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 新型コロナウイルス感染防止策として、政府が保育所の子どもたちに「可能な範囲」でマスクを着用するよう推奨してから3カ月近く。気温が高い日も増えつつあり、保護者や専門家からは、マスクをする子どもの体調の変化を心配する声も上がっています。

マスクへの目線、厳しく?

 「マスク、着けられないですか?」

 東京都内で3歳の長男を育てる母親(35)は、2月に政府の方針が報じられて以降、外出先でこう声をかけられることが増えたと感じている。図書館を訪れた際、途中でマスクを取ってしまった長男に、すかさず職員が声をかけてきた。「これまで、小さい子はできなくても仕方がない、と感じられていたのが、急に『やらなきゃダメ』というところが増えた気がします」

 バスや電車などに乗るときには極力着けさせようとするものの、短時間の着用が限界。すぐにいやがって、引きはがしてしまうことも多い。「できれば着けさせたいけれど、その日の機嫌で無理なこともある。そのときの周囲の目線が痛いです」

暑い日のマスク

 もう一つ怖いのが「熱中症」だ。4月前半の週末、都内でも最高気温が20度を超えて汗ばむ陽気だったとき、ひやりとした。

 公園に行った際、砂場などで子ども同士が近距離で遊ぶかもしれないとマスクを着けさせたが、気付いたときには汗をかき、水分をとらせようとマスクを外すと、ほおが赤くなっていた。

 「大人なら、周囲の状況から『外していいな』と判断できるけれど、そうはいかない子どもは体調を崩してしまわないか……」。その日は、すぐに自宅に帰って休憩した。

 4月に保育園で進級したが、新しいクラスではマスクの着用が必須になった。「暑かったら外していいんだよ、と伝えていますが、まだ難しいかな、と心配です」

 マスクをしていると子どもたちの表情は見えにくくなるが、どんなサインに気付いたときに外してあげるべきなのか。

後半には、かずえキッズクリニックの川上一恵院長へのインタビューを掲載しています。乳幼児のマスク着用の考え方についてうかがいました。

 そもそも、子どもは大人より…

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