記念日にロシアが戦争宣言すれば……「大きな皮肉」と米国務省報道官

ワシントン=清宮涼
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 ウクライナ侵攻を続けるロシアが5月9日に第2次世界大戦の対独戦勝記念日を迎えることについて、米国務省のプライス報道官は2日、「(ロシアがこの日を)プロパガンダに使うためになんでもすると確信する理由が十分ある」と述べた。ロシアが正式に「戦争」を宣言する可能性については「宣言すれば大きな皮肉になる」とした。

 プライス氏は会見で、ロシアが戦場での失敗やロシア経済への影響などから目をそらすためのプロパガンダを展開していると指摘。戦勝記念日にロシアが軍事的に大規模な動員を図ったとすれば「(ロシアの)戦争が失敗し、苦戦していると、世界に明らかにすることに等しい」と述べた。

 ロシアは9日にウクライナでの「勝利」を宣言するため、戦果を急いでいるとされてきた。だが、戦況の一進一退が続いているため、これまで侵攻を「特別軍事作戦」と称してきたロシアが9日に正式に「戦争」を宣言して、攻勢を強めるとの予測が出始めている。(ワシントン=清宮涼