韓国、検察の捜査権を大幅縮小へ 報復対策?法改正に野党は反発

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ソウル=稲田清英
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 韓国の国会で3日、検察の持つ捜査権を大幅に縮小する法改正が与党の賛成などによって可決・成立した。韓国政府は同日、改正法の公布を決め、4カ月後に施行される。間もなく任期を終える文在寅(ムンジェイン)大統領らへの退任後の捜査を封じるための改正ではないかとの見方が強く、尹錫悦(ユンソクヨル)・次期大統領が所属する保守系最大野党「国民の力」や検察側は強く反発している。

 韓国の検察は汚職、経済、公職者、選挙、防衛事業、大規模な惨事の6分野に関連する犯罪についての捜査権を持つ。法改正により、このうち汚職と経済犯罪の捜査権だけが残る。検察の強大な力をそぐために文政権のもとで進められた検察改革の「仕上げ」となる。

 改正案は、文政権を支える進…

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    箱田哲也
    (朝日新聞論説委員=朝鮮半島担当)
    2022年5月4日22時25分 投稿
    【視点】

     去りゆく文在寅政権と現・巨大与党による駆け込み法改正。検察のあり方自体には何らかの改革が必要との意見は、政治志向の違いを超えて、かなり出ているものの、政権交代数日前の露骨すぎる振る舞いは、強い政治臭を放つ。  ただ、この法改正によって「