「コイの季節」に出現、生きがいい若手 本拠6連戦でカープ好発進

広島東洋カープ

辻健治
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 (3日、広島東洋カープ12―3読売ジャイアンツ)

 こいのぼりがはためき、赤く染まったスタンド。マツダスタジアムに今季最多の3万580人が集まった一戦で、試合序盤から観客を沸かせたのは広島東洋カープの若手たちだった。

 一回、1点を先取し、なお2死一、二塁。ドラフト3位新人の6番中村健人(トヨタ自動車)は、巨人・赤星優志のカーブを中前へはじき返し、積極的な走塁で二塁を陥れる適時打とした。

 トヨタでは4番を務めた24歳。走攻守そろう右の強打者として開幕1軍を勝ち取ったが、長打力で勝るドラフト6位新人・末包昇大(大阪ガス)の起用が続いた。今季2度目の先発出場でプロ初の適時打を放ち「つなぐぞ、とフルスイングすることを心がけた」。

 開幕から1カ月が過ぎた。この日は全試合で先発を続けていた菊池涼介がコンディション不良でベンチ外に。メンバーの組み替えを強いられ、生きがいい若手に連敗脱出を託した。

 8番・三塁手でプロ初先発した大卒2年目の矢野雅哉も、中村健に続いて一回にプロ初安打の適時打を放った。相手守備の乱れも突き、二回までに9得点。「健人(中村)と矢野が起用に応えてくれた。初回の攻撃は素晴らしかった」と佐々岡監督も満足げだった。

 首位・巨人を今季最多の12得点でねじ伏せ、本拠6連戦を好発進だ。「雰囲気も士気もいいものがつくれたかなという一日だった」と中村健。「コイの季節」で加速するためには、若い力が欠かせない。(辻健治)

 矢野(広) プロ初安打が適時打に。「毎日(出番が)まだかまだかと思って練習してきたので、打てて良かった。(記念のボールは)親に渡します」

 床田(広) 八回途中3失点で3勝目。自身も適時打。「うまく緩急を使いながら投げることができた。途中交代したのは反省しないといけない」