食の安全願いオーガニックマルシェ 岐阜・長良公園で次は7日

松永佳伸
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 有機農業で栽培された岐阜県内産の野菜と、その加工品などを販売する「長良公園オーガニックマルシェ」が、今年度から岐阜市長良の長良公園で開かれている。「安全な食材を広げたい」と願う子育て中の主婦の思いが形になった。毎月第1土曜日と第3日曜日に開催する。次回は7日午前8時から。

 公園の芝生広場北側の会場には、県内の農家が農薬や化学肥料を使わない有機農業で栽培したシイタケやエゴマ、ホウレン草、米などの農産物をはじめ、クッキーやパンの加工食品、コーヒーやピザなどの出店が10軒ほど並ぶ。なかには環境に配慮した化粧品や日用品などの雑貨を販売する店もあり、エコバッグや容器、食器の持参も呼びかけている。

 4月のマルシェでは、公園を訪れた家族連れらが足を止め、生産者から栽培方法や有機野菜の特徴などを直接聞き、お気に入りの商品を手に取っていた。

 マルシェは今年1月、学校給食に有機野菜を取り入れてほしいと、岐阜市に要望していた主婦らが「高価なイメージの有機野菜をお値打ちに食卓で味わってもらいたい」と発案した。

 発起人の一人で環境団体で活動する高木博江さんは小学生2人の母親だ。「子どものアレルギーがきっかけで食に気をつけるようになった。少しでも安全でおいしいものをお値打ちで食べてもらいたい」と、マルシェの意義を話す。

 知り合いを頼って有機農業に取り組む農家や、有機野菜を使った加工品を製造する業者らに声をかけて実行委員会を発足し、開催にこぎつけた。

 長良公園では、地元農家による朝市が開かれていたがコロナ禍で中止に。農家の高齢化もあって再開のめども立っていなかったため、マルシェが開催されることになった。

 マルシェの営業は午前8時~午後1時。事務局の佐藤幸太さんは「マルシェは有機野菜を使った給食の実現への第一歩」といい、「消費者に有機野菜を身近に感じてもらいたい。需要があれば栽培農家も増えて好循環が生まれる」と意気込む。(松永佳伸)