ネット上の誹謗中傷とどう向き合う 阪神支局襲撃35年で5・3集会

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 阪神支局襲撃事件を機に始まった「言論の自由を考える5・3集会」(朝日新聞労働組合主催)が3日、オンラインで開かれた。「『正しさ』が暴力になるとき ネット上の誹謗(ひぼう)中傷と向き合う」をテーマにパネリストらが語り合い、約200人が視聴した。

 車いすを使うコラムニスト・伊是名夏子さんは、JRの駅で「乗車拒否されました」とブログに書いたところ、多くの誹謗中傷が寄せられた体験を報告。「もともと社会にあった差別の問題が浮き彫りになったと感じた」と語った。

 経済学者の山口真一さんは「ネット上で誰もが自由に誹謗中傷できてしまう時代。相手の立場に立って物事を考える『当たり前の道徳心』が求められる」と指摘した。演出家・高山明さんの代役として参加したジャーナリストの津田大介さんは「ネット上のもめごとをマスメディアが報じ、炎上のガソリンをまく。共犯関係になってハラスメントを起こしているところもある」と語った。進行役は、朝日新聞デジタル機動報道部の藤えりか記者が務めた。