EU、年内にロシア産の石油禁輸へ プーチン氏の資金源を断つ狙い

有料会員記事ウクライナ情勢

ブリュッセル=青田秀樹 マイセン=和気真也
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 欧州連合(EU)は4日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアへの追加制裁として、ロシア産石油の輸入を年内に禁止する方針を発表した。EU域内にはロシア産エネルギーの依存度が高く禁輸に慎重な国があるものの、プーチン大統領の戦争遂行の資金源を断つためには、より強い制裁が必要と判断した。

 EUの行政トップ、フォンデアライエン欧州委員長が、欧州議会での演説で第6弾の制裁案として表明した。原油は6カ月以内に、精製後の石油製品は年末までに輸入を止める。石炭の禁輸に続く措置で、フォンデアライエン氏は「代替策を確保し、市場への影響を最小化する秩序だった方法で進める」と説明。ボレル外交安全保障上級代表は、16日の外相理事会までに合意したい考えを示している。

 EU域内の石油輸入量の約25%をロシア産が占める。民間団体の調べでは2月24日に軍事侵攻が始まって以降、200億ユーロ(約2兆7400億円)を超える代金の支払いが発生している。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアへの軍事資金流入を防ぐよう訴え、ロシアへの警戒感が強いバルト諸国やポーランドがEU全体での禁輸を主張していた。

 慎重だったドイツが受け入れ…

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