介護施設の庭園造り南九州大の学生担う 連携協定締結

中島健
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 南九州大学環境園芸学部(宮崎県都城市)の学生らが、同県三股町の医療法人社団が開設するデイサービス施設の庭園の整備計画や管理を担うことになった。リハビリテーションに使う散歩道や車いすのまま花を植えることができる花壇など、様々なアイデアを構想している。

 デイサービスを開設するのは、江夏整形外科クリニックを運営する医療法人社団睦由会。約1千平方メートルの敷地に高齢者が滞在する施設を建設し、550平方メートルを庭園にする。

 南九州大に造園学分野があることから、昨年12月に大学に打診し、教授陣に加え、希望する学生十数人が庭造りに関わることになった。庭園は9月のオープンに向けて整備する予定で、その後の管理や、利用者への園芸の効果についても大学側が実証する方針だ。

 睦由会と南九州大の連携協定の締結式が4月19日にあり、前田隆昭学長は「介護が必要な利用者と接しながら、学生が気づきを反映させることで『実学』の経験ができる」。睦由会の江夏剛理事長は「学生さんとの交流が、利用者さんが前を向ける、心が動くきっかけになると期待しています」と話した。

 計画づくりをしている環境園芸学科4年の代仁成(しろじんせい)さん(21)は「将来の夢が住宅庭園の設計なので、現場の方と相談して新しいことを採り入れることがこれからに役立つと思う」。同じく4年の森岡欣信(よしのぶ)さん(21)は「楽しんで利用してもらえるとうれしいし、安心して活動できるようサポートしたい」と語った。(中島健)