首相「インベストインキシダ」英で売り込み 9年前の安倍氏踏襲なぜ

有料記事岸田政権

小野甲太郎、ロンドン=阿部彰芳
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 岸田文雄首相がロンドンの金融街シティーで自らの経済政策「新しい資本主義」を訴えた。約9年前、当時の安倍晋三首相が同じ場所で「アベノミクス」を売り込んだ。安倍氏も首相に復帰したばかりで参院選も控えていた。新政権の経済政策をシティーで売り込むという、安倍氏の手法を首相は踏襲した。だが、当時と今とは状況が大きく異なる。

 岸田首相は投資家に向けた講演の冒頭、「私からのメッセージは一つです。日本経済はこれからも力強く成長を続ける。安心して日本に投資をしてほしい」と呼びかけた。そのうえで「Invest in Kishida(岸田に投資を)」と語った。

 これは、安倍氏が2013年秋、ニューヨーク証券取引所での講演で「Buy my Abenomics(アベノミクスは『買い』だ)」と発言した姿をほうふつとさせる。

 岸田氏は続けて、かつて銀行…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年5月6日11時33分 投稿
    【視点】

    政権発足翌年、参院選を控えた首相がシティーでの講演で日本に投資をとアピール。この記事にあるように岸田氏が安倍氏と重なったのはもちろんです。もう一つ気になったのは、岸田氏がこの講演で「資産所得倍増プラン」に言及したことです。 派閥の大先輩で

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2022年5月6日8時32分 投稿
    【視点】

    キャッチコピーとしてはどうだろう? Invest in KishidaはBuy my Abenomicsと違って、固有の「経済政策」ではなく「人」に投資を呼びかけるものとして、少しわかりづらい。その前の「日本に投資」の直訳Invest i