きょうはカープの大切な日 7年ぶりにマツダスタジアムで勝ったよ

広島東洋カープ

辻健治
[PR]

(5日、プロ野球 広島東洋カープ3―0読売ジャイアンツ)

 こどもの日は、広島カープにとって大切な日だ。

 マツダスタジアムの入場者数は今年2番目に多い3万578人。

 ユニホーム姿の子どもがたくさん訪れ、こいのぼりを手にしたファンも。カープは英語でコイを意味するからだ。

 この日は投手陣(とうしゅじん)がファンの期待に応えた。大リーグ・レンジャーズから今季、新たにカープへ入団し、初めて登板したアンダーソンが7回を投げて、1点も取られなかった。

 九州共立大から入団4年目の25歳(さい)、島内颯太郎(そうたろう)がいい流れをつないだ。

 主にチームがリードしている七回や八回に投げるセットアッパーとして期待されている。

 今年のカープはここが弱点の一つだった。

 八回を任されていた中崎翔太は4敗もして2軍に落ちた。島内も前回投げた4月28日のヤクルト戦で、アウトを一つも取れず3点を失った。

 この日は違(ちが)った。

 「球の強さで打ち取るのが僕(ぼく)のスタイル。自分のボールを信じた」と時速150キロ前後の力強いストレートで押(お)して、0点に抑(おさ)えた。

 カープが負け数よりも勝ち数が多い成績で5月5日を迎(むか)えたのは、3年連続でリーグ優勝した2018年以来のこと。

 こどもの日にマツダスタジアムで勝ったのは7年ぶりだ。

 「ファンからの拍手(はくしゅ)は力になる」と島内。九回を抑えた栗林(くりばやし)良吏(りょうじ)は「子どもたちに応援(おうえん)してもらえて、すごくうれしい」。

 今年のカープが生き生きと戦えているのは誰(だれ)か一人に頼(たよ)るのではなく、一人ひとりが自分の力を出して、協力できているからだろう。

 1位巨人(きょじん)との3連戦に勝ち越(こ)し、1・5ゲーム差でその背中を追いかけている。(辻健治)