青空の下、4年ぶりの笑顔 西日本豪雨被災地でこいのぼりフェス復活

雨宮徹
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 【岡山】倉敷市真備町市場の高台にある「真備美しい森」で5日、約200匹のこいのぼりを掲げた「こいのぼりフェスティバル」が開かれた。新型コロナウイルスなどもあり、西日本豪雨災害が起きた2018年以来の開催になり、約1千人が来場して大にぎわいとなった。

 地元有志で作る「真備美しい森を守る会」が準備を進め、コロナ対策の観点から入場制限をして参加者にマスク着用などを促した。快晴のもと、こいのぼりが揺れる会場内ではテントを張る人や木陰でくつろぐ人たちの姿が見られた。真備町特産の竹製の工芸品を売るブースも出店し、竹とんぼや竹製の笛が親子連れを中心に人気を博していた。

 「守る会」の会長で、西日本豪雨で自身が勤める工務店が約4・5メートル浸水したという畑義人さん(61)は被災後、復興に向けて多忙な日々を送ってきた。「災害と少子化でこいのぼりを掲げる家が少なくなったが、これからも真備を盛り上げていきたい」と話し、取り戻しつつある日常をかみしめていた。(雨宮徹)